ニュース・活動報告

2017年のニュース・活動報告

代表選北海道ブロック候補者討論集会を札幌市内で開催

 

 代表選挙5日目の25日午後、代表選挙管理委員会(神本美恵子委員長)主催の北海道ブロック候補者討論集会が札幌市内で開かれた。前原誠司、枝野幸男の両候補が500人を超える党員・サポーターや国会議員、自治体議員などを前に自らの所信などを表明し、会場参加者からの質問に答えた。候補者集会に先立っては札幌大通り公園前で街頭演説を行った。

 所信について前原候補は、「経済成長さえすれば、企業を儲けさせさえすれば、いずれは国民に恩恵が行くというがそうなっていないことに多くの国民が不安に感じている。私が訴える『ALL for ALL』とは、その不安解消のために施策を提供し、ダイレクトに底上げするというもの。地域は疲弊して活力のない社会となっているのを放置しているのが自民党政治。これしか選択肢がない状況を変える責任が民進党にはある。不安を解消し、だれもが希望を持てる社会のためにはある程度の財源が必要。そのことをしっかり説明をし、納得しながら応分の負担を分かち合うという考え方をまとめてきた。どちらが勝っても割れることはない。私こそがうまくまとめて見せる」などと語った。

 枝野候補は、「立候補したその思いは怒りと危機感である。お友達政治と言われ、政治が私物化されている。情報隠しがまかり通っている。そして、憲法をないがしろにする政治、立憲主義を破壊する政治を許してはいけない。アベノミクスという名のもとに、強いものばかりに光を当てた結果多くの地域、人々の暮らしが厳しくなっている。社会は自己責任と自由競争で出来上がっているかもしれないが、それだけでは通用しないから政治がある。自由競争、自己責任をあおるのであれば政治はいらない。この政治を何とか変える。それができるのは民進党しかない。官房長官や幹事長としてリーダーを支える立場で仕事をしてきた私だからできることがある。だから私がやらなければならない」と述べた。

 所信に続き、候補者同士が互いに質問し答えた。

 枝野候補は質問で、野党連携について、「理念・政策の一致が重要だというのは当然のことだと思う。と同時に、日本の政治にとって大事な、立憲主義がないがしろにされている安保法制、表現の自由がないがしろにされている共謀罪や特定秘密保護法、こうした点で自民党とは違うと明確な旗を立てなければならない。(野党)連携を前提としてこの点は重要だと思うがどうか」と質問。前原候補は「確かに個別の政策も大事だが、目指す社会モデルに本当に他の野党が共鳴してもらえるか。例えば、ボトムアップ型の社会では消費税が入っている。それについては協力できないと言われたときにどうするか。選挙に勝たなければならないということはわかる。しかし、目指す社会をつくるため私はむしろ他の政党を説得したい」と語った。

 前原議員は、「北海道には可能性がある。農業、漁業、観光、再生可能エネルギー、これらの宝になれる。この北海道のポテンシャルをどう伸ばしていくか。そしてJR北海道が存続が必要。国が責任をもってその在り方を示すべきだと思うが、枝野さんの考えは」と質問。枝野候補は「北海道のポテンシャルは大きいと私も思う。そのためにも地域で生まれ、育ち、学び、働き、老いていく。希望すれば地域で一定程度暮らしていける循環をつくらなければならない。多様性をもち地域の良さを生かせる土壌を作っていく。そして北海道のポテンシャルを伸ばすにはJR北海道を含めた交通網は不可欠。国を挙げてどういうスキームでJR北海道を守っていくのか、その第一歩を踏み出したいと思っている」と述べた。

 会場とのディスカッションでは(1)民進党代表選挙のポイント配分の在り方(2)政権交代を目指す2人の共通点はどこと考えるか(3)女性議員増にどう取り組むか(4)若い政治家を増やす方法(5)航空行政に関する考え方(6)民主党政権の3年3カ月の政権運営の失敗をどう見ていてそこで見えた課題をどう乗り越えようと考えているか――等の質問が会場からあった。

 (6)について前原候補は、「期待をいただきながら落胆・失望させ、それが今も続いていることに心からお詫びする。失敗の原因はガバナンスの問題だった。今度はぜったい分裂することはあり得ない。われわれを信頼していただき失敗の経験を生かさせてほしい」と語った。

 枝野候補は「失敗の本質はガバナンスの問題。もう一つはコミュニケーションが決定的に不足してしまった。また準備不足だった。単にやりたい政策を並べるだけではなくリアリズムに基づいた実現へのプロセスを練り上げ、次は最大限の力を発揮したい」などと述べた。

 最後に両候補者ともがあらためて決意を表明した。

 前原候補は「不安を感じ将来を案じている無党派層のためにも、その方々の思いをくみ取るためにもわれわれこそが新たな選択肢にならなければならない。これまでの政治経験のすべてをかけて、国民の皆さんに新たな選択肢を示していく」と訴えた。

 枝野候補は「各地をまわると、民進党への支持が厳しいなか、党員・サポーターに勇気をいただく。東日本大震災等を通じ一つひとつ乗り越えていく経験をしてきた。自民党政権を倒すため、その経験を活かし、皆さんの力を引き出すリーダーとならせてほしい」旨を訴えた。(記事:民進党広報局)

 

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